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二日新甫は荒れる


    【二日新甫は荒れる】

    月初の初めての取引日が「2日」から開始される月の相場は荒れるとする意味である。

    相場格言は、従来からの経験則的な事を踏まえての集大成であり、そういう意味では「アノマリー」的な意味合いや、結局どっちにも取れる様な表現になっていたりもしますが、この「二日新甫は荒れる」は具体的な数字が入っていてその分覚えやすい(印象に残り易い)格言の一つではあります。
    「一目均衡表」辺りでも見られることでもありますが、それを信じる人達(ベースにする人達)が増えると、その意味合いが現実化する(かつて一目均衡表を編み出した「一目山人(細田吾一)」は、均衡表を使う人が増えれば増えるほどその通りになるとの趣旨を残している)というのもこれまた一つの動きではあったりもしますが、この「二日新甫」も結構定番な格言の一つで、2日から取引が始まる月では、今月は二日新甫かぁなどという文字を見たりもします。

    とは言え、この21世紀、次の未来に向けて、火星だAIだとかが話題になるようなご時世に「二日新甫」でもあるまいに?と思う向きは当然いらっしゃって、この【二日新甫は荒れる】という言葉で検索すると、実際に「二日新甫」が荒れるのかどうかを検証したという記事は沢山出てきます。
    その結果、どうやら「二日新甫」よりも「三日新甫」の方が妥当性が高い(2019年現在)ということがデータ的に分かったとの事。

    こういった情報(「三日新甫」)が定着すると、今後はどうなるのか?そこは非常に興味がありますが、それこそ一目山人氏の言う所の「皆が三日新甫は荒れる」と認識すれば段々とそうなって行くのか……それとも今度は”別の日”が登場するのか……そこは非常に興味深いところではあります。

    昔の場立ちで、人間が相場をやりとりする時代ならばともかくも、今や機関投資家のトレードもAIが主力で活躍する時代。
    そんな時代に「格言」も「アノマリー」も無いよと思ったりもできますが、そこはそれ、AIと言っても、機械同士のやり取りなのか、対人間へ向けてのプログラム設定なのかは”謎”なのと、AIのプログラムを組む際に「二日新甫コード(三日新甫コード?)」なるものが埋め込まれていたら、それこそ【二日新甫は荒れる】が実現する形は大きく高まる(?)様な気もします。

    さて【二日新甫は荒れる】とは言いますが、どうも「荒れる」という言葉のニュアンスが「下げ」とか「暴落」という事を想起させる部分がどうしても強いのだと思いますが、物事には”良い意味に荒れる”という事もあるので、株価が「上げ」「暴騰」するような場合もあり得るという事になります。
    要は”ボラティリティに富んだ月になる”というのがこの格言の真意の様な気がしますが、それをチャンスと考えるか、ピンチと考えるか、それもポジション次第という事で、誠に「相場」らしいことを表現した格言でもあります。