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「天空の城 ラピュタ」放送の後の東京市場


    日本が誇る(?)ジブリアニメである「天空の城 ラピュタ」
    このアニメの呪文である【バルス】が”破壊の呪文”であるという事からなのか、このアニメが放映された後は「株価が下がる」的な事を目にしたことがあった。
    「そんなことがあるのかな?」と思いつつ、今まで一笑に付してきたのだが、このアニメ(映画)が金曜ロードショーで放映されるという予定がある度に「株価が下がる」というのを目にするので、折角なので調べてみようと思った次第。

    【天空の城 ラピュタ】

    は、1986年8月2日に劇場公開。
    その後、1988年4月2日(土)の「土曜ロードショー」を皮切りに、
    2回目:1989年7月21日(金)
    3回目:1991年5月3日(金)
    4回目:1993年3月26日(金)
    5回目:1995年3月24日(金)
    6回目:1997年3月7日(金)
    7回目:1998年12月25日(金)
    8回目:2001年2月23日(金)
    9回目:2003年3月14日(金)
    10回目:2004年12月24日(金)
    11回目:2007年6月15日(金)
    12回目:2009年11月20日(金)
    13回目:2011年12月9日(金)
    14回目:2013年8月2日(金)
    15回目:2016年1月15日(金)
    16回目:2017年9月29日(金)
    17回目:2019年8月30日(金)
    と続く。

    では、肝心の「バルス!」の後の月曜日の東京市場

    1回目の1988年と、2回目の1989年のデータは見当たらないので割愛するが

    1991年5月3日(金)は祝日のため、5月2日の終値は@26477円→(5月6日は同じく祝日のため)5月7日(火)@26342円と少々の下落

    1993年3月26日(金)の終値は@18788円→3月29日(月)は@19048 円で多少の上昇だが、その後2週間ちょっとで@20740円まで上昇

    1995年3月24日(金)の終値は@15749円→3月27日(月)@16096円、3月28日(火)@16681円と上昇

    1997年3月7日(金)の終値は@18198円→3月10日(月)@18113円と少々の軟調だが、その後は上昇基調。

    1998年12月25日(金)の終値は@13797円→12月28日(月)@13709円と少々の軟調の後、年明けの1月5日には@13232円と下落

    2001年2月23日(金)の終値は@13246円→2月26日(月)@13201円となり、その一週間後の3月2日(金)@12261円と大幅に下落

    2003年3月14日(金)の終値は@8002円→3月17日(月)@7871円と少々軟調のあと、@8500円まで上昇

    2004年12月24日(金)の終値は@11365円→12月27日(月)@11362円とほとんど変わらず。

    2007年6月5日(金)の終値は@17971円→6月18日(月)@18149円と多少の上昇

    2009年11月20日(金)の終値は@9497円→(11月23日は祝日のため)11月24日(火)@9401円とほとんど変わらずだが、その一週間後の27日には@9081円となり、12月10日には@10000円となった。

    2011年12月9日(金)の終値は@8503円→12月12日(月)は@8653円と上昇

    2013年8月2日(金)の終値は@14466円→8月5日(月)は@14258円と下落のあと、8月12日には@13519円まで下落

    2016年1月15日(金)の終値は@17147円→1月18日(月)は@16955円と下落

    2017年9月29日(金)の終値は@20356円→10月2日(月)は@20400円とほとんど変わらず。

    2019年8月30日(金)の終値は@20633円→9月2日(月)は@20620円とほとんど変わらず。

    という具合になっている。
    良く見ると、大きなボラティリティに繋がる様な「バルス!」は垣間見られず、2001年、2013年の時に多少の下落傾向が見えている程度で、概ね穏やかな動きとも言える。
    どちらかと言えば、「ラピュタ」の金曜ロードショーの後、小甘い場面があれば買っておいても利幅は取れそうということが言えるかも知れない。

    まぁ有名な【アノマリー(anomaly)】ではあるので、今後もその推移を見守りたいのだが、その時の相場の地合いを勘案してのポジション取りの参考にしてみるのも悪くはないのだろう。