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2020年02月18日


    米国が休みであっても、上海や香港が強くてもお構いなしな東京市場は、今日も-300円幅
    これは「肺炎騒動」に絡んでの「調整」とも見える反面、日本国内での「肺炎」の動向がどうなるのかがイマイチ不透明なと言う部分にも左右されている感じですが、その割りには「VI指数」が動いている訳ではなく、とどのつまり、先日の@24000円を抜く・抜かないという部分の攻防と、今後の【東京五輪】からのアベノミクスの最高頂を作るという動きに水がさされた事によるものを観ていたりします。
    「肺炎」の実体が何なのかは、いずれ分かる事なのでしょうが、その後の「東京オリンピック」の開催の有無についてはまで見通しが(少なくとも素人目で)怪しくなりつつあるという事は、様々な意味でのマイナス面を覆い隠すどころか、かえって顕在化してしまうという皮肉な現象さへもたらします。

    これは、一つの事象面でしょうが、株式市場をもっと観て行くならば、今日の下げは「東京エレクトロン(8035)」が……などと言われていて、確かに、個別銘柄でも指数に連動をしないものも目立ち始めていました。
    それは、チャート的に短期的なこれ以上は難しいという各銘柄ごとの事情によるかもしれませんが、それでも、色々と観て行くと、5年前の株価に逆戻りをしているようなものも出てきています。
    そして、別に米国市場分析ではありませんが、「鉄道株」が弱い。
    特に、大きな指標でもある「JR東(9020)」が@9000円台スレスレであると共に、チャートもかなり危険な形に、また、「東急(9005)」や「西武(9024)」と言った私鉄もかなりチャート的に際どいところまで落下してきています。
    むろん、ここを”底打ち”と観て、上がっていけば、それはそれで万々歳なのですが、肝心の「日経225」が、まだ底打ちとは言えない状況でもあり、何処の局面で「投げ」➡「底打ち」になるのかが不透明なため、幾ら株価が値頃であっても、積極的に買いを入れるというよりは、「もう少し落ち着いてから」という様子見姿勢を広くもたらしているような気がします。

    とどのつまり、「日経225」とそれに関わる指数維持銘柄が強すぎたために、底打ち現象につながるアレコレに跛行的なチグハグ感が生じてしまっているという事でしょう。
    そういう意味で、なかなか買う意欲も起きない……という残念な「2月」なのであります。


    【今日の取引】:

    寄り付きで「東京汽船(9193)」を損切り

    弱く成った「PSS(7707)」を@522で利確……こんな事ならPTSで売っておくべきだった……