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2019年10月01日


    消費税アップの今日を意識してなのか、それとも月替わりと言う事なのか、とにかく今日は昨日下げた分をそっくり打ち返す様な+129円高。
    内容的には、昨日触れた「ソフトバンクG」が寄り付きから高寄りして崩れずに上昇、後場にかけてダレて行ったが、これを底打ちと見るには難しい。

    他の225系の銘柄では、「野村HD」や「三菱UFJ」といった金融セクターが堅調だったのことに注目したい。
    今回の9月の立ち上がり相場を見ると、この手の金融株の上昇が目立つ局面でもあった。
    これまで売られ過ぎであろうと言われればそれまでだが、特に悪材料が無いのにスルスルと値段を下げて行くというのは、単に買いの魅力に乏しいという事に加えて、大口のポジション調整的な部分も影響している部分であろうから、このセクターが日経平均に伴って(配当取りだとしても)素直に上がるのは、邪魔者が消えて軽い動きとも言えるため、今後の相場に粘り強さが出てくる事にも繋がる。

    「野村HD」が市場の先導役になるというのはいささか時代錯誤の部分を覚えるのだが、一つのシンボリックな動きとして、チャート的に自社株買いがあったとは言え、かなり意識しての上昇とも観て取れるので、今後を占う上でも注視したい銘柄である。
    個人的なことだが、この「野村HD」には4月・5月には【空売り三昧】で相場が始まってそれこそ数分のお付き合いでの撤収が出来るほどの下げ下げだったのだが、「自社株買い」の発表と共に値動きが変化してきた。
    その後、”売り”のポジションは何回か試みるも以前の様には下がらずなので、微損で撤収をすることにして、暫し手を出さずに静観している内に今回の動きになっていった。
    相場形成の後ろには、多分に旗振り役がいるものだが、今回の9月相場の準備と仕立てに売られすぎた野村が一役買ったと観るのは自らが耄碌した証左であろうか?(笑)
    極めて古典的な「証券株」が先導する株式市場というのは、”いかにも”な感じだが、適切な【日柄調整】と【値幅調整】をすることで、”意外高”に繋がると面白いとは思う。

    他方、ここまで相場を引っ張ってきたゲームセクターは(225系とは縁が薄いが)「コロプラ」「スクエニ」共にお役御免な感じで今日は下げに転じている。
    これが、9月相場における主力株一服の間の幕間繋ぎなのかどうかは分からないが、久しぶりの大型株相場が登場する運びであるならば、これらよりも「ソニー」に魅力を感じるのだが、惜しむらくは自分の(無駄に長い)株人生の中で殆ど触った事が無いので、多分、観ているだけであろうと思うチキンな自分である。

    【今日の取引】

    昨日観ていた「ソフトバンクG(9984)」の寄り付き前の板から@4241円で指したが刺さらず、一応の打診買いとして@4311で買いをしてみた(AM9:30頃)。