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2020年03月09日


    またもやNYダウが下がったけれども、終値はザラバよりも高く終わったので、どうなって東京市場に帰ってくるのか?という事だったが、当の東京市場は「為替」「原油」「ダウ先」を理由にそのまま大幅安。
    「肺炎騒動」が背後にあるとはいえ、何となく「下がる理由」を後からこしらえている様な気がするのは下げ相場の常。
    本来であれば、今日の様な「出来高」「ブン投げ」「値幅(心理的な節目の@20000円割)」などが伴っていれば、一旦の底打ちとも考えられるものの、今回ばかりはなかなかそうも言えない感じが。
    これは、今日がたまたま"SQ"週の一日目という事もあって、値動き的にはこれからという場面であることもさることながら、やはり「銀行株」の動きが尋常では無いこと。
    米国との金利差からの「円高」+「マイナス金利の深堀」を意識する中での「銀行株」は、それこそ孤立無援の中での戦いであり、その事での何かしらのアナウンスがあってもよさそうなものの、現在の政権で大事なのは「株価」であって「銀行」(ひいては「産業」)では無い事ととらえられ兼ねない危うさがある。
    そういう意味での「銀行株深堀り」の動き。
    ここまで相場が下がってくれば、巷間言われている「マイナス金利の深堀」が出れば、そこで戻しそうな感じがするが、今回は、更にそこから落ちて行きそうな恐ろしさがある。
    かつての”金融危機”などの時に「みずほフィナンシャル(8411)」は58.3円、所謂3.11語の下値の際には98円という数字を付けている。
    今日の終値@119円からすれば、それこそ”指呼の間”……
    さりとて、今回がそのような事象なのか?と問われれば、今の時点では何とも言えずの感じの中、それだけに「無力感」が漂う東京市場ということにもなる。
    こうした中では、ひたすら「静観」という事になるが、何処かで底は打つのであって、自分がマイナスを出しても耐えられる位置からの参加を試みて行くしかない……
    そんな【何時か来た道、また来る道】に到達した3月09日の事。

    さて……現在9日のPM20時頃……下のグラフ(N225ドル建て、NYダウ先物、為替)はどのようにして帰ってくるのでしょうか?


    【今日の取引】:

    特に無し。